着付け、はじめました!

着物のお洒落を応援します。

霜降の着こなし〜文化の日

きょうは祝日、文化の日。その趣旨は「自由と平和を愛し、文化をすすめる」だそうで、皇居で文化勲章の親授式が行われたり、芸術祭が開催されたりしています。晴天率が高いそうで、きょうも晴れて、気温も高めです。

ということで、きょうは小紋の柄を通して日本文化に触れてみたいと思います。

きょうの羽織は「ミちひがた(満干潟)」と名付けられた文様。

江戸時代の浮世絵師・山東京伝のデザインです。浜辺の網干のようにも見えつつ、忠臣蔵の赤穂浪士の衣装がモチーフになっているような記述もあるそうです。

 

江戸時代、小紋には当時のセンスとユーモアが込められて様々な文様が生まれたそうで。武家の裃に用いられた伊勢型の文様にも庶民の生活に根ざしたモチーフが描かれるようになったり、山東京伝「小紋雅話」や葛飾北斎「新型小紋帳」など、時代を代表する浮世絵師が新たな文様を創作し、出版していたものが残っています。

とても繊細な柄の中に潜んだストーリーを紐解いていくのも、きものの楽しみの一つです♪