着付け、はじめました!

着物のお洒落を応援します。

今夏は紗献上の帯で♪

暑中お見舞い申し上げます。

厳しい暑さが続いていますが、皆さまお変わりなくお過ごしでしょうか?

 

私は変わらず元気に、ほぼ毎日きもので過ごしています。

夏は洋服でも暑いので、少し工夫をしたら、きものでも快適に過ごせます。それに...夏の着物姿は涼しげに見えるようで...「風鈴」になった気分で周囲に涼を感じていただくのも一興だと思っています。

 

そして、今夏も楽しく乗り切ろう!と...「紗献上の帯」を購入してみました♪

この帯は、夏ものの博多織の八寸名古屋帯。一般的に「紗献上」と呼ばれているようです。

昨夏は「朝顔&うちわ柄の帯」を愛用していましたが、今夏はこちらも♪ 〜手持ちの夏着物に合わせやすそうな色柄ですし、博多の帯は軽くて締めやすいので〜どんなコーデにしようかなと思案するのも楽しみ。楽しむことが私の元気の源です(^^;

今夜開幕するパリ・オリンピックも楽しみにしています♪

それでは、皆さまも健康で楽しい夏となりますように。お身体を大切にしてお過ごしください。

ちょっとお出かけ:山種美術館

昨日、気分転換にお出かけしよう!と思い立ったのですが、あいにくの雨。久々に洋服で、近場の美術館を訪ねました。

広尾の山種美術館。ここは日本初の日本画専門の美術館として知られています。

現在、花をテーマにした特別展「花・Flower・華2024」が開催中(5/6まで)

たくさんの花の絵に囲まれて、心が晴れやかになりました。今回の主役ではなかったものの、久々に観た速水御舟の「紅梅・白梅」には、やはり魅了されました。

そして、もうひとつ魅了されたのは...着物姿の三人の淑女。観覧されている後ろ姿(お太鼓)が並ぶと、藤・あじさい・菖蒲。まさに今の季節にピッタリの着こなし!おしゃれ〜♪と、心の中で叫びました。

これに刺激されて、きょうは花柄の帯にしてみました。

この花は定かではないのですが、初夏の花・鉄線のような雰囲気。やさしい藤色の小物を合わせてみました。

 

準礼装の創作きもの:大紋

きものカルチャー研究所では、礼装のきものを2つに大別しています。

・第一礼装:留袖、振袖、喪服

・準 礼 装 :訪問着、付け下げ、色無地、江戸小紋

お茶席など格式を重んじる場では、家紋を入れることが推奨されるようですが、入学式や記念式典、パーティーなどの一般的なシーンでは家紋が入っていなくても失礼にはならないようです。礼装を着用する機会は多くないので、お洒落着としても兼用できる色無地や江戸小紋は重宝だと思います。

そういった意味で、注目されているのが「お召」と「大紋」です。

「お召」は、地紋入りの色無地のようにも見えますが、エレガントなハリと光沢があって、単衣仕立てでも映えるきものです。合わせる帯によって、礼装にもお洒落着としても着られます。近年の温暖化の下では、単衣の礼装は有り難い!ということで、大注目です。

一方「大紋」は、きものカルチャー研究所の創作きもの。肩絵羽柄が特徴です。

今回の認定式では、パール箔✨の帯をコーディネート。きものにも銀糸が織り込まれていて点々と煌めいて✨気分が上がる装いでした。

訪問着のような裾の絵羽柄はありませんが、その分スッキリとした印象になります。格式で言うと、色無地と小紋の中間だそうで、礼装としても、ちょっと良きお洒落着としてもOKです。

今でこそ、礼装の代表となった訪問着も、はじまりは大正時代。三越デパートが「留袖ほど畏まらず、訪問時に失礼のないお出かけ着」のニーズに応えて開発したんだそうです。

現代では、きものを着ること自体が晴れ着感覚ですから...訪問着ほど畏まらず、お洒落を楽しめる新たな礼装が生まれても良いですよね♪

 

認定式 2024

今年の認定式は、明治記念館で開催されました。

関東地区に加えて、札幌、鹿児島からの参加もあって、総勢120名を超える盛大な認定式。皆さま、礼装の装いで、とっても華やかでした。

自由が丘教室からは、中等科を修了された3名が「一級着付け講師」に認定されました。ご自身で結んだ変化結び。素敵ですね。

今回、つくづく感じたのは...きものカルチャー研究所で学んだ皆さまは、本当にとても美しく着こなしているなぁと。その一員であることを、誇らしく思いました。

そして、お教室に通ってくださる皆さまが、美しく着こなせるように...時に厳しく、時に優しく、楽しみながら...お役に立てるように精進したいと改めて思いました。

 

会場の様子は会員制サイトでご覧いただけます。

 

クリスマスの装い2023

気がつけば、12月。

今年の秋は寒暖差が激しかったですが、今週は冬本番の冷え込みですね。そこで、なにか季節感のある装いを、と思って。

クリスマスらしいモチーフ(柄)のものがなくても、色合わせで工夫してみようかと。

ホワイト・クリスマスのイメージで、カラー・コーディネートしてみました。

着物は、シルバーグレイの紬(袷)

帯は、赤・緑・白+少しの金糸が織り込まれた九寸名古屋帯

帯締めは、着物に合わせたシルバーグレイ

帯揚げは、濃いめの煉瓦色

 

お教室の壁には、クリスマスモチーフの手ぬぐいを掛けています。

今年も残すところ数日。

皆さま、良いお年をお迎えください。