着付け、はじめました!

着物のお洒落を応援します。

クリスマスの装い2023

気がつけば、12月。

今年の秋は寒暖差が激しかったですが、今週は冬本番の冷え込みですね。そこで、なにか季節感のある装いを、と思って。

クリスマスらしいモチーフ(柄)のものがなくても、色合わせで工夫してみようかと。

ホワイト・クリスマスのイメージで、カラー・コーディネートしてみました。

着物は、シルバーグレイの紬(袷)

帯は、赤・緑・白+少しの金糸が織り込まれた九寸名古屋帯

帯締めは、着物に合わせたシルバーグレイ

帯揚げは、濃いめの煉瓦色

 

お教室の壁には、クリスマスモチーフの手ぬぐいを掛けています。

今年も残すところ数日。

皆さま、良いお年をお迎えください。

夏の帯まわりコーデ

猛暑の今夏も、よく着物を着て過ごしました。...が、暑さのせいか、写真を撮り忘れることも多く...更新もサボっておりました(~ ~;

きょうは、今夏、大活躍してくれた「うちわ柄の紗の九寸名古屋帯」コーデをまとめてご紹介します。

まずは、爽やかイエローの、夏の紅花紬に合わせて。

パープル系の、絽の小紋にも。

ニュアンスカラーの夏大島にも。

最後は、ブラックで透け感たっぷりの夏お召。

着物と帯は「自分の好きなもの」で揃えているので、帯締め&帯揚げを少し工夫するだけで概ね合うんですね。これも、着こなし講座を学んだおかげです♪

 

猛暑の都内で旅気分♪

暑中お見舞い申し上げます。

今年は梅雨明け前にも猛暑日になったりして...7月の猛暑日は、すでに過去最多を記録したそうです。皆さま、どうぞご自愛ください。

こんなに暑さが厳しいと、つい家に篭りがちですが...。そんな時は、私にとって美術館が強い味方。涼しい館内で、気分転換にも運動不足の解消にも、もってこいです。

今月は、2つの駅近美術館を訪ねました。

 

ひとつめは、乃木坂駅に直結の「国立新美術館」

「テート美術館 展」

イギリスを代表するテート美術館のコレクションから「光」をテーマに厳選。18世紀末〜現代までの約200年間の軌跡が展示されています。光と色は、切り分けることのできない間柄であることを実感しました。

ターナーをはじめ、印象派〜バウハウス〜現代の絵画や写真たち。小作品でしたが、ジュリアン・オピーの風景画というのが、珍しくて、印象に残りました。

大好きな、アニッシュ・カプーアや草間彌生、オラファー・エリアソンの立体作品もあって、大満足でした。

 

ふたつめは、竹橋駅から徒歩2〜3分の「東京国立近代美術館」

「ガウディとサグラダ・ファミリア 展」

数年前に訪れた、あの感動が蘇りました!2026年に完成予定と聞いていますので、また行きたくなりました。

今回は、降臨の正面に設置された、日本人彫刻家・外尾悦郎さん作の「歌う天使たち」を間近で見られて、その幸せの表現にうっとりしました。

 

短期間に、ロンドンとバルセロナを旅したような気分です♪

文化学園服飾博物館<日本服飾の美>展

先日、新宿にある文化学園服飾博物館に行ってきました。

ここには、世界各地の民族衣装や染織品が豊富に所蔵されているそうで、定期的にテーマを設けた展覧会を開催しています。

今回のテーマは「日本服飾の美」

展示は、宮廷装束・小袖・武家服飾・能装束の4つのコーナーで構成されていました。さすが!と思ったのは、展示品に添えられたアカデミックなキャプション。技術・意匠の特徴や時代背景が簡潔にまとまっていて勉強になりました。

館内は撮影できなかったので、少しコメントでご紹介します。

宮廷装束といえば、十二単に代表される公家の華やかな装束や皇族の厳かな装束。その中で印象的だったのは、神事にのみ着用する白一色の「御祭服(ごさいふく)」。装飾を排した生絹(生糸を精錬せずに織った絹織物)の、絹らしい白。背筋が伸びる思いでした。

小袖のコーナーでは、当時の財閥の贅を凝らした着物や打ち掛けに見惚れ、武家服飾では...戦場では陣羽織で、普段は密かに...お洒落を競い合った美意識に刺激を受けました。

そして、能装束。これは、いわゆるステージ衣装ですから華やかで豪華。ですが、単に着飾るためでなく、役柄の身分や性格、心情を表現する大切な要素だそうです。

展覧会の会期は、8/6(日)まで。詳しくはHPでご確認ください。

日本服飾の美 | 文化学園服飾博物館

 

<余談>能装束で、ふと思い出したのが...数年前に立ち寄った京都の「織成館(おりなすかん)」。西陣の老舗織元・渡文のミュージアムで、能装束が印象的でした。次回はちゃんと予約をして、工房見学や手織り体験をしたいと思っていたことを思い出しました。

夏の花文様

先日ご近所で、白い紫陽花がまとまって咲いているのが目に留まりました。よ〜く見ると、種類がいくつかあるようでした。なんとも涼やかで美しい。

 

そういえば少し前に「紫陽花の柄は、梅雨を過ぎたら着ない方がいいですか?」という質問がありました。紫陽花といえば、梅雨時のイメージですが、開花時期は6月〜8月までと長めなんだそうです。...ということで、浴衣や夏のきもの、夏帯などに描かれているようです。梅雨を過ぎても、夏の終わりまで着られるので、ご安心を。

そして、夏の花といえば...朝顔も夏ならではの花。きょうは少しだけ「季節の先取り」と言い訳して、夏コーデで過ごしました。

帯は、うちわに朝顔が織り出された紗の九寸名古屋帯。着物は、絽の小紋です。こうしたコーディネートも、夏ならではの楽しみ♪...待ちきれずに、早くも夏気分です。