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準礼装の創作きもの:大紋

きものカルチャー研究所では、礼装のきものを2つに大別しています。

・第一礼装:留袖、振袖、喪服

・準 礼 装 :訪問着、付け下げ、色無地、江戸小紋

お茶席など格式を重んじる場では、家紋を入れることが推奨されるようですが、入学式や記念式典、パーティーなどの一般的なシーンでは家紋が入っていなくても失礼にはならないようです。礼装を着用する機会は多くないので、お洒落着としても兼用できる色無地や江戸小紋は重宝だと思います。

そういった意味で、注目されているのが「お召」と「大紋」です。

「お召」は、地紋入りの色無地のようにも見えますが、エレガントなハリと光沢があって、単衣仕立てでも映えるきものです。合わせる帯によって、礼装にもお洒落着としても着られます。近年の温暖化の下では、単衣の礼装は有り難い!ということで、大注目です。

一方「大紋」は、きものカルチャー研究所の創作きもの。肩絵羽柄が特徴です。

今回の認定式では、パール箔✨の帯をコーディネート。きものにも銀糸が織り込まれていて点々と煌めいて✨気分が上がる装いでした。

訪問着のような裾の絵羽柄はありませんが、その分スッキリとした印象になります。格式で言うと、色無地と小紋の中間だそうで、礼装としても、ちょっと良きお洒落着としてもOKです。

今でこそ、礼装の代表となった訪問着も、はじまりは大正時代。三越デパートが「留袖ほど畏まらず、訪問時に失礼のないお出かけ着」のニーズに応えて開発したんだそうです。

現代では、きものを着ること自体が晴れ着感覚ですから...訪問着ほど畏まらず、お洒落を楽しめる新たな礼装が生まれても良いですよね♪