まだ4月ですが、先日はもう気温が25℃を超える夏日に!
この週末は少し落ち着いて、それでも20〜23℃くらいだったので、シャリっとした風合いの単衣仕立ての「塩沢」で着回しコーデを試みました。
土曜日は、曇り空だったものの雨は降らない予報だったので、羽織を合わせました。夏用の透け感のある紗素材の羽織。帯はその残布で仕立ててもらった九寸名古屋帯。お揃いコーデです。
日曜日は、ちょっと「粋モダン」な感じを目指して、帯を黒のストライプに。これは博多織の八寸名古屋帯。午後から雨が降るかも?予報だったので、夏用の雨コートを着用しました。
この着物は、正確にいうと「本しぼ絣」という新潟県十日町産の御召しですが、「本塩沢」とほぼ同じ製法で、シャリっとした風合いもほぼ同じということで、その風合いを伝える意味で「塩沢」と言う方もいらっしゃるようです。今回は、それに倣って「塩沢」と呼んでみました。
日本各地には、いくつもの織物産地がありますが、新潟県の十日町、塩沢、小千谷も、有名な産地のひとつです。産地によって、使う糸の種類や染め方・織り方などに特徴があって。産地の環境や資源が活かされているんだなぁと感じます。
グローバル化も良いけれど、ローカリティ(地域性)の価値も大切にしたいなと思います。