着付け、はじめました!

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春分の着こなし〜片身替わり風

「春分」を迎えました。昨日、東京では桜の開花も発表されて、いよいよ春到来。きょうの気温は20℃には至りませんでしたが、気分はもう単衣!という感じです。

春分といえば、昼と夜の時間が等しい日。ということで「片身替わり」のように見える紅花紬の、単衣仕立ての着物を選びました。

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「片身替わり」というのは、体の左右で生地や色を変えて仕立てるデザインパターン。もともとは着古した着物を解いて、使えるところを継ぎ合わせるというエコな手法だったようですが、次第にデザイン性が高まり、二種類の生地を組み合わせるように。これが安土桃山時代に流行したそうで。かの織田信長さんも好んで着ていたようです。

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きょうの着物は、一反で仕立てたものですが、左右で濃〜淡のグラデーションになっています。お仕立てによって濃淡が隣り合うところは「片身替わり」のように見え、タテのラインが強調されて、スタイルもスッキリ見えるような気がします。