季節は「立夏(りっか)」になりました。
今年はちょうど端午の節句が、夏の始まりになりました。さわやかな五月晴れの空に、こいのぼりが気持ちよさそうに泳ぐイメージがピッタリです。
一年でもっとも過ごしやすいと言われる、この季節。
なにを着ようかな~。と。
基本ルールでは、まだ袷の着物を着る時期ですが、天気の良い日は25℃を超える夏日になる昨今は、単衣の着物の出番が多くなります。そろそろ袷の着物は、丸洗いやしみ抜きなどのメンテナンスをして、秋まで仕舞っておこうと思います。
で、今週は、軽やかな単衣の着物にして、この季節らしい若葉の爽やかさをテーマにしようと、着物と帯をペールトーンの同系色でまとめてみました。
きょうの帯は、九寸名古屋帯。柄は「流万字(りゅうまんじ)」という、葛飾北斎が考案した文様だそうです。伝統的な立涌文様が交差するように配置されています。
現代の北欧デザインにも見られるような、ちょっとモダンな柄ですよね。