えっ?と目を疑いました。天気予報では最高気温が30℃超え!?
東京は台風一過で晴れわたり、夏のような週末になりました。
本来の、着物の基本ルールですと、9月は夏物から単衣に、10月は単衣から袷に衣更えをするのですが...この気温だと、また夏物に戻りたい気分です。
とはいえ、夏物は9月の間に順次洗って仕まったので、今週末は、サラッと系の紬の単衣を着用しました。サラッと系の紬?...というのは、私の感覚ですが。
着物の生地は、日本各地でその地域の特性を生かした製法が受け継がれています。特に「紬」と呼ばれる生地(反物)は、一様でなく個性豊かです。で、私は勝手に「サラッと系」と「ほっこり系」と分類しています。
「サラッと系」だと思う紬は、軽くて薄手で、ハリ・艶があって、サラッとしているもので、たとえば、大島紬や黄八丈。もちろん、他の地域でも、こういう質感の紬はあります。
もう一方の「ほっこり系」は、ちょっと厚手で、柔らかく体に添い、暖かみのある質感。たとえば、結城紬や米沢紬などです。
きょうの気温を考えると、たとえ単衣仕立てであっても「ほっこり系」を着る気分にはなれず、「サラッと系」で乗り切ろう!と思ったわけです。
むむむ...同じ着物と帯なのに。陽あたりのせい?で、色味が全く違いますね(^_^;
上の方が実物に近いかな〜。
帯は、いつもの博多織の八寸名古屋帯。軽くて締めやすい帯です。
帯締めと帯揚げは、秋カラーで、土日で使い分けてみました。
来週は、涼しくなるかな〜?