このところ、最高気温は15℃前後。最低気温は10℃以下の日が続いて、いよいよ冬の到来が感じられます。この季節になると、少しずつ「ほっこり感」を取り入れたくなります。
そこで...きょうは、ほっこり系の代表・結城紬！この着物は、海松藍（みるあい）という伝統色がベースで、この深い色と結城紬の質感が相まって、あたたか〜く感じられます。
帯は「洒落袋」といわれる、お洒落着向きの袋帯。いつもは気軽な名古屋帯が多いのですが、きょうは私にとってちょっと特別な日だったので、袋帯を合わせました。
一般的にいう帯の格は、袋帯＞名古屋帯。
袋帯といっても、金糸・銀糸がたっぷり使われた礼装向きの帯は、お洒落着には合わせません。紬・小紋・色無地などのお洒落着に合わせる袋帯が「洒落袋」です。キラキラ感は控えめで、さまざまな技法（織り・染め・絞りなど）のものがあります。
きょうは着物がほっこり系だったので、帯はあえてスッキリした織りの「洒落袋」を合わせてみました。
