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丸紅ギャラリー<染色図案とあかね會>展

「あかね會」って?… 勉強不足ですみません(^ ^;

そもそも、丸紅の創業者が伊藤忠兵衛さんで、近江の麻布の卸や貿易で起業したことも初めて知りました。そこから色々あって、東京に進出するためには新しいデザイン開発が必要だ!と感じて、1927年に染色図案研究会「あかね會」を発足したそうです。メンバーは錚々たる顔ぶれ。日本画家、洋画家、彫刻家など芸術家約70人が、毎年創作図案を発表し、約10年の間に600点を超える図案作品が生まれたそうです。

なんだか…想像以上にスケールが大きい話で…多彩な芸術家が参加しているからこそ、その図案は古典からモダンまで多岐にわたっているのだなと納得しました。

 

今回はその染織図案のコレクションが前期・後期それぞれ24点ずつ計48点、展示されます。

 

まずは、前期に行ってきました。

ロビーでは、白い着物に色々な柄が映し出されるプロジェクション・マッピングがお出迎え。

展示室に入ると、あかね會の図案をもとに制作した着物と帯が展示されていました。京友禅の弐代 上野為二氏、加賀友禅の宮野勇造氏、そして織元の西陣まいづる。元の図案と図案から制作された着物と帯を並べて見ることができます。また、染織品になっていない図案のみの展示もあって、想像力を掻き立てられました。まさに、この展示のサブタイトル「こんな柄の着物が欲しい!」という気持ちになりました♪

 

さらに興味深かったのは、図案がどのように染織の下絵になっていくのかという映像。数分の短い映像でしたが、職人技に見惚れてしまいました。

 

後期にも期待が膨らみます。

また、丸紅の美術品コレクションは、染色図案・染織品・和洋絵画の3本柱だそうなので、まだまだ色々なものを見せていただけそうです。今後も注目したいと思います。