着付け、はじめました!

着物のお洒落を応援します。

初夏のフラワーアレンジ

6月のアレンジは、初夏のイメージです。

涼しげなガラスの器。

器の下部分にはハーバリウム風にラベンダーやかすみ草、紫陽花を入れました。

上の方は、三日月のようなクレッセント型。

大きめのトルコキキョウを中心に、グリーン〜ブルー系の色で爽やかな印象になっています。

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フラワーアレンジは、面白いことに、同じ花材と花器を使っても、花を挿す人によって仕上がりの印象が異なるんです。

可愛くなったり、シャープになったり、精緻な印象になったり。

先生は「個性が出る」と仰っています。

ほんのちょっとしたバランスや角度の違いだと思うのですが、自分らしさを超えていくのは...なかなか難しいですね。

 

きもの体験談〜半衿と伊達衿

着物のコーディネートをする時のポイント。

きょうは「衿まわり」についての体験談を書いてみようと思います。

 

1)着物と帯

2)帯締め帯揚

3)長襦袢

4)衿まわり(半衿、伊達衿)

5)足元(足袋、草履や下駄)

  

きれいな着付けだな〜と思うポイントのひとつは、衿合わせ。

その鍵を握っているのは、長襦袢だと思いますが...

長襦袢の話はこちら。

 

今回は、その衿もとに見える半衿と伊達衿についてです。

 

半衿の基本ルールは、袷の時期の素材は塩瀬、夏は絽。色は白。

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お洒落着の半衿

お洒落着の半衿は、白だけでなく自由な色柄もOKです。

染めや紬、絞り、刺繍ものなど、巷にはさまざまなものがあって、

色柄の半衿を上手に着物に合わせている方もいらっしゃいます。

私もいくつか試してみましたが、結局「白」を使うことが多いです。

顔の近くに半衿の白があると、少し派手めの色の着物も落ち着かせてくれるような、引き締まった印象にしてくれるような...気がして。

たま〜に遊び心で柄ものにする時も、白ベースを基本にしています。

柄の半衿コーデはこちら。 

また夏は、正絹の着物の時は絽、麻の着物の時は綿レースを合わせることが多いです。その方が質感が合っているように感じます。

 

礼装の半衿・伊達衿

礼装の半衿は、基本ルールに則るのが良いと思いますが、

基本の範囲内で華やかさをプラスできるものもあります。

たとえば、刺繍の半衿

訪問着や色無地に刺繍ものを合わせると華やかになります。

また、半衿はシンプルな塩瀬の白にして、伊達衿をプラスすると華やかさと季節感を演出することもできます。

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写真左:刺繍の半衿

写真右:伊達衿

ちょっと見えにくいですが、衿の内側の2色の挿し色が伊達衿です。

ほんの少ししか見えないのに、全体の印象が華やかになります。

全身の写真がなくて、すみません!

次の機会に撮ってきます。

着物コーディネート〜 6月・梅雨入り

昨日、関東エリアも梅雨入り。

きょうは最高気温28℃予想で、朝の湿度は97%!

雨は降っていないものの、高温多湿な一日になりそう。

こんな日は「麻」の出番かな。と。

麻の着物は、湿気に強くて、さらっとした着心地。

この時期に向いていると思います。

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きょうのコーディネートは、

・麻の着物と長襦袢

・紗の八寸名古屋帯、夏ものの帯締め帯揚

半衿は綿レースにしています。なんとなく、麻ものに絽の半衿は質感が違うような気がして...私は綿レースを合わせています。

 

雨が降る前に帰宅できて、ひと安心。

ご近所の紫陽花を眺めつつ、気分良く帰って来ました(^-^)

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着物コーディネート〜 6月1日

着物の基本ルールだと、6月からが単衣の季節になります。

きょうは最高気温26℃予想で、6月らしい気候だったので、基本ルールに則ったコーディネートで教室に伺いました。

衣替えの基本ルールはこちら。

・着物は単衣

長襦袢は絽、半衿も絽

・帯は夏もの(紗の九寸名古屋帯

帯締め帯揚げは夏もの

・足袋と草履も夏もの

出かける時、少し涼しく感じたので、夏の紗羽織を合わせました。

きょうの帯は、この羽織の残り布で仕立ててもらったものです。

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この着物の柄「立涌」は、水蒸気が立ち上がっていく様子を文様にしたと言われている、伝統的な有職文様の一つです。

 

今年の6月はどんな天候になるのでしょう?

大きな雨災害がないことを祈りつつ、夏支度を始めようと思います。

きもの体験談〜長襦袢

先日の勉強会のテーマだった「長襦袢のコーディネート」。

たしかに、着物の袖口や裾からチラッと見える長襦袢がコーディネートされていると、とってもお洒落な印象になります。とはいえ、すぐに何枚も揃えられないので、少しずつ時間をかけて「お洒落」を目指したいと思っています♪

 

今のところは、季節やシーンに合わせて、ようやく通年で着物を着るための基本が揃ったという段階です (^_^;)

参考までに手持ちの長襦袢をご紹介します。

 

・ポリエステル(白)既製品

これは、着付けを習い始めた時に購入したものです。でも、ポリエステルは熱がこもりやすくて暑いし、スベりが良すぎて着崩れしやすいので、今は着用していません。専ら着付けの練習用として、トルソーが着ています (^_^;)

 

・正絹(濃紫)無双袖

初めて自分サイズで誂えた正絹の長襦袢。無双袖というのは、身頃は単衣で、袖だけが袷になっているお仕立てです。主に、袷の時期に着ます。

最初に選んだのが、この濃い茶紫の地に白いストライプの入った洒落ものだったので、着ていく範囲は限られましたが、お洒落着のアクセントとして、今も気に入っている1枚です。

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・正絹(白系霞)単衣

訪問着の時にも着られる色柄です。白地に、淡いグレーとピンクの霞のような柄が染められています。どんな着物でもOKで、袷の時期にも単衣の時期にも着ます。

万能ですが、洒落感は低めかな〜。

 

・絽正絹(白)夏用

透け感のある絽の長襦袢。絽はストライプのように見える織物です。透ける夏着物の下に着るので、何にでも合わせやすい白にしました。基本ルールで言うと、6〜8月に着るものですが、最近は5月〜9月で気温の高い日は単衣の着物の下に着たりしています。涼しいです♪

 

・麻(白)夏用

夏用の長襦袢として、最初に揃えたのが麻でした。というのも、最初の夏着物が麻だったから。軽くてサラッとしていて、洗っても乾きが早くて、一時期、真冬以外はこればかり着ていました。

でも、正絹の着心地の良さを実感した今は、麻の着物に合わせる時だけになりました。

 

すべて自宅で洗濯してます!

私の経験から言うと、長襦袢の素材は「正絹」がオススメです。

しかも!!私が通っている教室では、正絹に「ウォッシャブル加工=洗える加工」をしてくれるので、麻はもちろん、正絹も全て自宅で洗濯しています。

いつでもスッキリ、洗い立てを着られる快適さは、もう譲れないポイントです。

汗をかく季節でも着物を楽しめるのは、この長襦袢のおかげ (^_^)

 

長襦袢は、単なる下着というより、美しい衿合わせの鍵となるもの。

自分サイズでピッタリ合った長襦袢を着ていると、衿も合わせやすく、着崩れしにくく、着心地も良く...美しい着姿をキープできます。

 

近年の気候では、長襦袢は薄手の方が着ていて楽だなと感じているので、次は、薄手でちょっと洒落た色柄ものが欲しいな〜と思っています。