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着物コーディネート 〜 6月の夏日・草履のお手入れ

この一週間は、毎日30℃前後の夏日が続いています。

先週は6月の基本ルールに則った装いにしましたが、きょうは気温に応じた現代的なルールでコーディネートしました。といっても、着物を夏向きの薄物にするだけです。

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着物は、夏向きの薄物。ツバメ柄が透けて見える「もじり織り」。

帯は、博多織の夏向き、八寸名古屋帯。帯揚げ・帯締めも夏物です。

長襦袢と半衿は、絽。足袋はレースのカジュアルなものにしました。

 

そうそう。私は、夏になると、レース足袋をよく履くんです。目にも涼しげで可愛いし、実際に涼しいので。でも、薄いので、草履に汗や皮脂がつきやすいようなんです。夏向き草履の、足をのせる面=「天」は、麻やパナマなど天然素材のものが多くて、そこに汗がついたまま放っておいて...翌年、出してみたら...親指型のシミが!なんてことに。なりました(・.・;)

履いている時は見えないものの、脱いだらハッキリ見えるのはちょっと恥ずかしい(>_<)

ということで、草履のシミ抜きを試してみました。

まずは、ベンジンをタオルに含ませて、トントン。トントン。トン... 全然効果なし。諦めかけた時に思いついたのが、キッチン用の掃除に使っているイオン水。これは洗剤いらずで油汚れがスッキリ落ちるし、洗い流す必要もないので、いいかも!?...ん!トントントントン...シミが薄まってきました。これなら、今夏も履けそうです。

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ベンジン+イオン水が良いのか、イオン水だけでも良いのか、定かではありませんが。

草履のシミが気になった時には、処分される前に、ぜひ試してみてください。

草履は消耗品といえども、ひと手間かけて、少しでも長く使えたらと思います。