着付け、はじめました!

着物のお洒落を応援します。

着物コーディネート〜2月・春分を過ぎて

2月はやっぱり、一年で一番寒い!と痛感した、ここ数日。

東京でも最低気温が氷点下。先週はこの冬一番の冷え込みでした。

そして、きょうの最高気温予測は12℃前後。快晴。

日差しが眩しくて、ホッ。少し暖かく感じました♪

...ということで、きょうはコートでなく、気軽な感じで羽織にしたい!と思って、コーディネートしてみました。

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暖かく感じるといっても、まだ冬なので、見た目が寒々しくならないように濃茶色の羽織にして、いつもの防寒対策=ウールのアームカバーと襟巻きファーをして出かけました。着物は袷の小紋、帯は博多の八寸名古屋帯です。

 

そうそう...この小紋は、色無地の着物を染め替えたものです。

20代の私のために母が誂えてくれたピンクの色無地。1〜2回しか袖を通していないのに、もう日の目を見ることはないだろうと、タンスに眠っていたんです。それを小紋に染め替えてもらったら、毎シーズン活躍してくれる一着に生まれ変わりました!

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こうして工夫して、長〜く愛用できるのも着物の良さですね〜。

ところが。悲しい事に...小紋への染め替えは今年が最後になるそうです。京都の染め元さんからの通達で。色無地→色無地への色を変える染め替えは続くそうですが、小紋への染め替えは手間がかかるんですかねぇ...。たしかに、選ぶのに困るほど色柄のバリエーションがあるので大変なんでしょうねぇ...。

染め替えをご検討されている方は、どうぞお早めに(^_^)

 

1月の...春の気配

きょうは寒いですね〜。雪が降るのかな〜。

でも、着々と春は近づいているようで。

先週の金曜日に、ご近所で「梅」が咲いているのを見つけました。

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ここの梅は、毎年、ご近所で一番早く開花するので、楽しみにしています。寒い日が続いても、春に向かっていると思うと、気持ちが温まります。

着物の世界で「梅」は、年が明けた1月によく着用されます。いわゆる季節の先取りということなんだな、と実感します。

あ!これは季節感を表す「梅」だけ柄の場合で、「松竹梅」などの梅は吉祥柄なので年中OKなんですけどね。

 

...と、思いつつ歩いていたら、レモンを発見!

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レモンって、もっと暖かい気候の土地で穫れるのかと思いきや、

冬が旬の果物なんですね (^_^;)

 

そこから数歩...、またもや柑橘系を発見!!

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伊予柑くらいの大きさ。伊予柑かなぁ?収穫しないのかなぁ...。

 

と、冬は冬で楽しめる景色もありますね。

春を待ちつつ (^_^)

 

着物コーディネート〜1月・寒さ対策-2

きょうは着物のコートについての豆知識。

着物の上に羽織るものといえば「羽織」か「コート」ですが、いつ・どんな時に着るのか....お仕立ては袷?単衣?何着も必要なの?と、ふつふつと疑問が出てきます。

 

そこで、参考までに私の場合をご紹介します。

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まずは、自分がどんな時に着るかを具体的にイメージして、それに合う素材やお仕立てを決めていきます。

 

①私がコートを着るのは12月〜3月初め頃の寒さが厳しい時か、フォーマルな装いの時。したがって、お仕立ては袷で、素材はちりめん、礼装にも普段にも使える無地っぽいものにしました。丈はひざ下です。

 

②雨コートは年中着るかもしれないので、お仕立ては単衣、素材は薄手でサラッとした紬、色柄は薄いブルーの格子柄。丈はかかとまでの対丈です。これも正絹の紬にしたので、塵(ちり)よけとして晴れた日に着ることもできます。

 

①のタイプのコートは道中着とも呼ばれ、帯を守るための塵よけとして、年中着用される方もいます。その場合は、春秋用には単衣仕立て、夏用には薄物の単衣仕立て...というように何着かご用意されるようです。

私の場合、冬場以外の普段は羽織か帯付き(何も羽織らない)で出歩くので、コートは今のところ①と②だけです。逆に言うと...冬場には羽織を殆ど着ないので、羽織は単衣で仕立てています。

こんな風に頭を整理しつつ、少しずつ揃えていくのも楽しいです。

 

私の①コートって、無地っぽいの?

写真では柄が浮いて見えますが、これは描かれた柄ではなく織りで表現された地紋なので、無地扱いでも良いそうです。

墨染という技法で、まず裏から墨色を染めた後、表の地紋に沿ってさらに染める。そうすると1色でも色に深みが出て、立体感が出てくるのだそうで、琉球の染人・山岡古都という人が生み出した染色技術だそうです。

ということで、一応、礼装にもお洒落にも使える無地コートの仲間です(^ ^)

★でも、この墨染めは、着物で着る時には小紋の仲間になるようで、お洒落着に分類されるようです。礼装の着物にはならないんですね。ちょっと複雑...。

 

 

着物でお出かけ〜新年会

今朝は、都内でも雪のような、みぞれのような...ものが舞っていて❄︎

午後には晴れる予報でしたが、見事にハズレ!...結局、夜まで降り続き、久々に寒〜い一日でした。

お天気はイマイチでしたが、心はぽっかぽか!...というのも、きょうは、秋葉原教室の皆さんの新年会に参加させていただきました〜♪

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会員制の中華レストランだそうで、通りから普通のビルに入ると...素敵なお店が現れました!。そして「華麗なる一族」のダイニングのような個室で、中華のフルコースを頂きました!どれも美味しくて♪♪♪...写真を撮るのを忘れてしまいました(>_<)

着物でつながるご縁に感謝です。

皆さん、楽しい時間を、ありがとうございました!

 

きょうの私は、新年らしく、明るめな色の着物を選びつつ、親しい方との食事会なので、あまり仰々しくならない帯を合わせました。

先月にも登場した色無地コーデです。

 

この色無地(白山紬)は正絹ですが、自宅でお洗濯できるウォッシャブル加工をしてもらっているので、「汚れたらすぐ洗える」という安心感で、食事の時にも、雨の時にも、どんな時にも気軽に着られる着物です。

 

着物コーディネート〜1月・寒さ対策-1

きょうは曇り予報でしたが、出かける直前にポツポツと小雨が降り出したので、正絹の雨コートを着て、寒さ対策のアームウォーマーと襟巻きファーをして出かけました。

ここ数年、私の寒さ対策はこの2点だけ。

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着物の時は、首元と腕をカバーすると暖かいです。

しかも、この2点は暑く感じたらすぐに外せて、小さくまとめて荷物にならないのが良いところ。冬でも室内は暖房が効いているので、ちょこちょこ調節したくなります。下着で寒さ対策をすると暑く感じる時もあって...。厚手のコートやストールだと荷物になるし...。ということで辿り着いたのが、この2点です。

どちらもお手頃価格なので、少しずつ色違いを増やして、コーディネートも楽しめます♪

 

きょうは昨冬にも合わせた、柄 on 柄のコーデにしました。

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着物は小紋。帯は博多織の八寸名古屋帯です。

帯締めは、小紋の八掛(裏地)と色を合わせました。

そして帯揚げは、帯の中から1色。イエロー系を合わせました。

洋服では成立できそうにない、色と柄の組み合わせ。

着物ならではの楽しみですね〜。

 

明日は令和初の成人の日。

振袖の着付けに行ってきま〜す!