目黒区自由が丘にて、着付け教室をはじめました。
レッスンの内容や費用、入学案内、お問い合わせなど
詳しくは、きものカルチャー研究所 自由が丘教室 へ。
★ 出張着付け、着物コーディネートについては、こちら へ。
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きものカルチャー研究所では、礼装のきものを2つに大別しています。
・第一礼装:留袖、振袖、喪服
・準 礼 装 :訪問着、付け下げ、色無地、江戸小紋
お茶席など格式を重んじる場では、家紋を入れることが推奨されるようですが、入学式や記念式典、パーティーなどの一般的なシーンでは家紋が入っていなくても失礼にはならないようです。礼装を着用する機会は多くないので、お洒落着としても兼用できる色無地や江戸小紋は重宝だと思います。
そういった意味で、注目されているのが「お召」と「大紋」です。
「お召」は、地紋入りの色無地のようにも見えますが、エレガントなハリと光沢があって、単衣仕立てでも映えるきものです。合わせる帯によって、礼装にもお洒落着としても着られます。近年の温暖化の下では、単衣の礼装は有り難い!ということで、大注目です。
一方「大紋」は、きものカルチャー研究所の創作きもの。肩絵羽柄が特徴です。
今回の認定式では、パール箔✨の帯をコーディネート。きものにも銀糸が織り込まれていて点々と煌めいて✨気分が上がる装いでした。
訪問着のような裾の絵羽柄はありませんが、その分スッキリとした印象になります。格式で言うと、色無地と小紋の中間だそうで、礼装としても、ちょっと良きお洒落着としてもOKです。
今でこそ、礼装の代表となった訪問着も、はじまりは大正時代。三越デパートが「留袖ほど畏まらず、訪問時に失礼のないお出かけ着」のニーズに応えて開発したんだそうです。
現代では、きものを着ること自体が晴れ着感覚ですから...訪問着ほど畏まらず、お洒落を楽しめる新たな礼装が生まれても良いですよね♪
今年の認定式は、明治記念館で開催されました。
関東地区に加えて、札幌、鹿児島からの参加もあって、総勢120名を超える盛大な認定式。皆さま、礼装の装いで、とっても華やかでした。
自由が丘教室からは、中等科を修了された3名が「一級着付け講師」に認定されました。ご自身で結んだ変化結び。素敵ですね。
今回、つくづく感じたのは...きものカルチャー研究所で学んだ皆さまは、本当にとても美しく着こなしているなぁと。その一員であることを、誇らしく思いました。
そして、お教室に通ってくださる皆さまが、美しく着こなせるように...時に厳しく、時に優しく、楽しみながら...お役に立てるように精進したいと改めて思いました。
会場の様子は会員制サイトでご覧いただけます。
気がつけば、12月。
今年の秋は寒暖差が激しかったですが、今週は冬本番の冷え込みですね。そこで、なにか季節感のある装いを、と思って。
クリスマスらしいモチーフ(柄)のものがなくても、色合わせで工夫してみようかと。
ホワイト・クリスマスのイメージで、カラー・コーディネートしてみました。
着物は、シルバーグレイの紬(袷)
帯は、赤・緑・白+少しの金糸が織り込まれた九寸名古屋帯
帯締めは、着物に合わせたシルバーグレイ
帯揚げは、濃いめの煉瓦色
お教室の壁には、クリスマスモチーフの手ぬぐいを掛けています。
今年も残すところ数日。
皆さま、良いお年をお迎えください。
暑中お見舞い申し上げます。
今年は梅雨明け前にも猛暑日になったりして...7月の猛暑日は、すでに過去最多を記録したそうです。皆さま、どうぞご自愛ください。
こんなに暑さが厳しいと、つい家に篭りがちですが...。そんな時は、私にとって美術館が強い味方。涼しい館内で、気分転換にも運動不足の解消にも、もってこいです。
今月は、2つの駅近美術館を訪ねました。
ひとつめは、乃木坂駅に直結の「国立新美術館」
「テート美術館 展」
イギリスを代表するテート美術館のコレクションから「光」をテーマに厳選。18世紀末〜現代までの約200年間の軌跡が展示されています。光と色は、切り分けることのできない間柄であることを実感しました。
ターナーをはじめ、印象派〜バウハウス〜現代の絵画や写真たち。小作品でしたが、ジュリアン・オピーの風景画というのが、珍しくて、印象に残りました。
大好きな、アニッシュ・カプーアや草間彌生、オラファー・エリアソンの立体作品もあって、大満足でした。
ふたつめは、竹橋駅から徒歩2〜3分の「東京国立近代美術館」
「ガウディとサグラダ・ファミリア 展」
数年前に訪れた、あの感動が蘇りました!2026年に完成予定と聞いていますので、また行きたくなりました。
今回は、降臨の正面に設置された、日本人彫刻家・外尾悦郎さん作の「歌う天使たち」を間近で見られて、その幸せの表現にうっとりしました。
短期間に、ロンドンとバルセロナを旅したような気分です♪