梅雨が明けた快晴の日に、広尾にある山種美術館に行って来ました。
「速水御舟」の企画展です。
リーフレットの「炎舞」は、重要文化財に指定された近代日本画を代表する作品。
まるで炎が浮かび上がっているかのように描かれた、ぼかしのテクニックは秀逸。
そこに集まる蛾たちは細部まで精緻に描かれていました。
でも個人的な好みは、紅梅・白梅の掛け軸と紫陽花の屏風絵かなぁ。
紫陽花は、ひび割れのテクニックに挑戦しているんですって。
そして何より一番印象に残ったのは、御舟の生き様です。
名を馳せても、そこに留まらず、技術も対象物も次々に新しいものに挑戦し続ける、その姿が作品を通して見えてきました。
素敵な人だなぁ。
私も(そんな大それた事はできないけれど)
私なりに、ずっと挑戦を続ける人でありたいなと思いました。