着付け、はじめました!

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「新しい日常」に向けて 〜 夏きもので現美へ

心待ちにしていた展覧会がようやく開幕したので、きょうは清澄白河の東京都現代美術館に行ってきました。入館時には、検温して、手指を消毒して。マスク必須。平日の午前中だったせいか、観覧客は少なめで静かで、安心して観ることができました。

オラファー・エリアソン展。

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ちょっとトリッキーで幻想的な作品。科学の実験のようでもあり、見ていると自然の「移ろい」も感じます。サイエンス、ネイチャー、アートが一体になった感じです。

 

そして、テレワーク中の今だからできること。と思って、着物で出かけました。

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きょうも気温が30℃超えだったので、麻の着物に紗の八寸名古屋帯。

日傘のおかげか、麻のマスクのおかげか、けっこう心地よく過ごせました。

 

「夏は着物は着ない」という方も多いと思いますが、少しの工夫で、夏も着物を楽しめます。

ご参考までに、近年のマイ夏支度をご紹介します。

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・レースの足袋。これが涼しくて可愛くて、好評です。

・メッシュの帯板。ちょっと頼りないですが涼しいです。

・メッシュの伊達締め(ベルト)

・天然のハッカ油。

これを肌着の胴まわりにスプレーしておくと、4〜5時間はスーッとして快適です。

・和装ステテコ。着物の中で足がくっつかないので快適です。

・洗える中空帯枕

 

夏の着物は薄いとはいえ、下に肌着と長襦袢を着て、ウエストに帯を巻いて...洋服に比べたら厚着になります。でも、袖は直射日光を遮って風を通してくれますし、衣紋や衿合わせの開き具合の調整で身体に風を通すこともできます。

 

夏の着物姿は「涼しげ」に見えるらしいので、ちょっと工夫して、今夏も着物を楽しみたいと思います。