令和2年を迎えて、気がつけば、もう3月。
桜の木の枝が、ぼんやり薄〜くピンクがかって見えるのは、そろそろ芽吹きはじめた兆候でしょうか。今年の開花は早そうなので、今から観察しています(^_^)
きょうの最高気温予測は17℃と、春の陽気。
最近はコロナ対策と花粉対策を兼ねて、マスクを着用しているので、防寒対策なしでもそこそこ暖かくて。羽織だけで充分でした。
着物は、先週と同じ、袷の小紋。
帯は白の博多・八寸名古屋帯にチェンジ。帯揚げと帯締めを似紫色にして、春らしさを意識してみました。
ところで。
私が着付けを始めたころ、度々疑問に思ったのが「これはどっちが表?」問題。
特に、帯締め・帯揚げは、どっちが表?リバーシブル?...と、度々迷いました。
たとえば、きょうの帯締めの冠組(ゆるぎぐみ)。
微妙ですが、表裏の見え方が違います。表は中心が少し窪んでいて周囲がふっくらしている...そう、左が表です。
実際に締めていたら気づく方は少ないと思いますし、写真に映っても殆どわからないほどなので、どっちでも良いような気もしますが。どうも、細かいことが気になって...。
もちろん、はっきりと表と裏がわかるものもありますし、丸組みなら関係ないですね(^^;
ちなみに、平組みだとリバーシブルで使えるものもあります。
そして、帯揚げ。
これが難題で!両面が同じように染められているものが多く、しかも本当に少ししか見えないので、どっちでも良い気もしますが。
主なチェックポイントは、
・片面のみに染めの模様があったら、それが表。
・両面同じ染めなら、織り模様の膨らみ具合で確認する
・刺繍や金箔の有無などで確認する
・端の方に「ちりめん」と記載されていたら、文字の向きを見る
とか...ですね。
概して全体に光沢感のない方が表のことが多い印象です。...とはいえ、きょうの私の帯揚げは、光沢面だけに細い線が染められていて、こちらが表のようなんです。でも裏返すと、桜の織り模様だけがシンプルに浮かんで、それも綺麗で。
自己判断でリバーシブルに認定しています!
本当に色々なものがあるので一概には言えませんが、お洒落着の場合は自由裁量で楽しめたら良いかな〜と思います。