着付け、はじめました!

着物のお洒落を応援します。

処暑の着こなし〜夏の薄物

季節は「処暑」になりました。暑さが和らぎ、穀物が実りはじめる季節。朝夕は少し過ごしやすくなったものの、まだまだ暑さは続いています。 着物の基本ルールでは、7月~8月末までは「薄物」を着用することになっています。 「薄物」は、タテ糸とヨコ糸の密…

立秋の着こなし〜夏虫色

季節は「立秋」になりました。暦の上では秋のはじまり。まだまだ暑いは日は続いていますが、たまに吹く風が…ほんの少し涼を感じたりして、季節が動いていることを実感します。 この夏、私のなかで大活躍したのが、この帯揚げ。 色々な着物や帯に合わせやすく…

大暑の着こなし〜夏色の小物

「夏色」と聞いて、どんな色をイメージされますか? (あ!...歌じゃなく、色の話です) 青?黄色?ビビットな原色?エスニックな色?... 人によって色々だと思いますが... ダジャレでなく(^ ^;) 私の場合、光があたって白っぽくなったような色が夏らしい…

大暑の着こなし〜麻の着物に半幅帯

「大暑」になりました。今年は7/23~8/7だそうで、一年で最も暑くなる季節。 この時期の「土用の丑の日」に、うなぎを食べる風習は有名ですが、元々は「う」のつくものを食べると病気にならないという言い伝えがあったそうで、梅干し・瓜・うどん…でも良いそ…

小暑の着こなし〜カゴバッグ

なんと!本屋さんで出会った...アフリカ・ウガンダ製のカゴバッグ! これは夏着物の時もイケるかも? このブランド「RICCI EVERYDAY」のHPでは、製作しているウガンダの女性たちの様子やメッセージを見ることができます。彼女たちの仕事につながっていると思…

暑中見舞い 2022

暑中見舞いは「小暑」〜「大暑」の期間で、梅雨が明けた後に発送するのが通例だそうです。 今年は早々に梅雨が明けたので...。 ...とはいえ、今週末は戻り梅雨のような大雨の予報。 コロナの感染者数も増えつつあるので、皆さま、気をつけてお過ごしください…

小暑の着こなし〜羅の帯

今年は、七夕の7/7から、二十四節気の「小暑」になりました。 「小暑」は、次の「大暑」に向かって次第に暑さが本格的になって、梅雨も明けて...という季節だそうですが、今年はもう梅雨が明けているせいか、すでに夏本番のような気温です。 きょうも東京の…

染色講座:絽の帯揚げ

梅雨、明けましたね☀️関東では過去最も早いそうです。連日35℃前後で日差しも強力なので、もう夏ですね。 この良きタイミングで、夏用の、絽の帯揚げを染めました。自作なので、ツッコミどころ満載なんですが(^ ^; お花の輪郭は縫い絞り。そして今回は、絞っ…

夏至の着こなし〜麻の着物

夏至(げし)は、一年でいちばん昼が長く、夜が短くなる日として知られています。 今年は 6/21。二十四節気では、この日から約2週間が夏至の期間になるそうで、この期間を過ぎると、日照時間が少しずつ短くなっていくそうです。 まだ梅雨なので湿度は高く、…

夏越の祓〜茅の輪くぐり

駅に向かう途中。なんとな~く神社が気になって。お参りでもしていこうかなと、軽い気持ちで鳥居をくぐった先に、なにやら大きな輪が!!その輪をグルグルと廻っている方もいて。 近づくと「夏越の祓え~茅の輪くぐり」と書かれた案内板に、輪のくぐり方が書…

芒種の着こなし〜洗える正絹の着物

今年は6/6から、二十四節気の芒種(ぼうしゅ)になりました。「芒 (のぎ)」は、麦や稲などの穂先にある針のような毛のことだそうで、この時季に “芒” のある植物の種を蒔いたり、田植えを行うんだそうですが…私の出身地では、田植えはもうちょっと早い時期…

ちょっとお出かけ〜日本染織作家展

上野・東京都美術館のギャラリーで開催された「第45回 日本染織作家展」に行ってきました。日本の染織家で構成された団体(日本染織作家協会)主催で、公募を行い、優秀な作品が展示されているということで、いずれも素晴らしい着物・帯でした。 偶然にも、…

半衿の衣更え

6月になったので、半衿を絽に付け替えました。 着付け教室の最初の授業では、半衿の付け方を実習します。半衿は、汚れが気になったら外して洗って付け替えて、色柄物や刺繍衿でお洒落したい時も、季節が変わる時も...付け替えます。 お裁縫が得意でない私(^…

小満の着こなし〜夏支度

この週末の東京は、もう夏のようです。最高気温30℃前後ですから、夏物を着た方が、自分も心地よいし、周りの人も暑苦しさを感じないだろうと思います。 着物の基本ルールで言うと、5月はまだ袷の着物...といいますが。汗だくで基本ルールを遵守するよりも、…

ちょっとお出かけ〜世田谷文学館

久しぶりに展覧会に出かけました。 「ヨシタケシンスケ展 かもしれない」 絵本作家ヨシタケシンスケさんの頭の中を覗き見させてもらっているような。 豊かな発想やアイディアの源泉と、それがどうカタチになっていくのか…。 ほそ~い線で描かれた小さなスケ…

小満の着こなし〜立涌

季節は「小満(しょうまん)」に変わりました。気温の上昇とともに陽光も強くなって、万物が生長し、あらゆる生命が満ちていく季節だそうです。 東京も25℃を超える日が増えつつあります。 この季節に合うかな〜と思ったのが、立涌(たてわく)文様の着物。 …

立夏の着こなし〜単衣の着物

季節は「立夏(りっか)」になりました。 今年はちょうど端午の節句が、夏の始まりになりました。さわやかな五月晴れの空に、こいのぼりが気持ちよさそうに泳ぐイメージがピッタリです。 一年でもっとも過ごしやすいと言われる、この季節。 なにを着ようかな…

穀雨の着こなし〜夏の雨コート

季節は「穀雨(こくう)」になりました。しっとり降り注ぐ雨が、穀物に実りをもたらす季節だそうです。特に雨が多い時期ではないそうですが、最近、東京では毎日のように雨が降っています。朝は晴れていても午後から...とか、夕方〜朝方までとか...。 こんな…

細帯アレンジの楽しみ

帯の種類といえば、現代で一般的なものは、袋帯、名古屋帯、半幅帯...。という具合に、まずは帯の長さや幅で分類されて、そこから素材や染織手法によって細分化されているようです。 今回のテーマ「細帯」は、大きくは半幅帯の仲間です。 半幅帯は、浴衣の帯…

認定式 2022

久々に「認定式」が開催されました!会場は和風装飾が美しい、目黒雅叙園。 これまで毎年開催されていましたが、コロナの影響で昨年・一昨年は見送りになって、3年ぶりの開催になりました。 認定されるのは、中等科を修了された方、着こなし講座を修了され…

晴明の着こなし〜鳥柄の帯を逆巻きで

季節は、二十四節気の5つめ「晴明(せいめい)」になりました。すべてのものが清らかで生き生きしている、という意味だそうです。たしかに、昨日までのぐずついた天気が去って、澄んできたように感じます。 暦の上では、この頃に燕がやってきたり、雁が去っ…

成人年齢が変わりました

新年度がはじまって、きょうから成人年齢が18歳になりました。 新たに成人になられた、18歳・19歳・20歳のみなさま、おめでとうございます! ...ということは、次の成人式はどうなるのでしょう? 成人式には、振袖の着付けをご依頼いただくこともあるので、…

ご近所の桜が満開です🌸

桜の開花宣言から...寒くなったり、暖かくなったり、また寒くなったりして、10日が経ちました。きょうの東京は、曇り空でしたが、20℃近くまで気温が上がって、お散歩日和。 ご近所の遊歩道では、桜が満開でした! この遊歩道は、人通りも少なくて、のんびり…

春分の着こなし〜片身替わり風

「春分」を迎えました。昨日、東京では桜の開花も発表されて、いよいよ春到来。きょうの気温は20℃には至りませんでしたが、気分はもう単衣!という感じです。 春分といえば、昼と夜の時間が等しい日。ということで「片身替わり」のように見える紅花紬の、単…

啓蟄の着こなし〜鳥柄の帯

季節は「啓蟄(けいちつ)」に移りました。春が感じられる陽気になって、冬ごもりしていた虫たちが動き出し、外に出てくる季節だそうです。 この季節感を、どう表現しようかな〜?と、あれこれ連想してみて。たどり着いたのが「渡り鳥」...これなら、遠から…

3月8日〜ミモザの日

ご近所を散歩していたら、見事なミモザを見つけました。 たしか…3月8日は「国際女性デー」 そして「ミモザの日」とも呼ばれているとか。 この時期、イタリアでは街中の随所でミモザの花が咲き乱れるそうです。そして、ミモザの日には、男性が女性に敬意と感…

染色講座:絞り染めの半衿

最近の染色講座では、絞り染めの試行錯誤をしておりました。はじめは紐やゴムを使った大柄なもの、次第に縫って絞る小さな柄へ。。。そして、ようやく。先日、半衿を染めてみました。が!! 向かって右の方は、まぁまぁ成功?形のバラツキなどは、ハンドメイ…

雨水の着こなし〜万筋

季節は「雨水(うすい)」になりました。二十四節気の「立春」の次の季節です。 寒さが少しずつ緩み、雪は雨に、積雪や氷は少しずつとけて水になっていく季節だそうです。 そこで、雨や水にちなんだコーディネートを工夫してみました。 選んだ着物は、江戸小…

フラワーアレンジ〜桃の節句

今回のテーマは、桃の節句でした。 でも、プリザーブドフラワーには桃の花はないそうで。今回の主役は桃色=ピンクになりました。しかも、お正月用に作ったアレンジの花材なども再利用したので、いつもより少し豪華な、和風な、仕上がりです。 うちには豪華…

立春の着こなし〜梅

立春を迎えたとはいえ、まだまだ寒い日が続いていますね。都心は昨日午後から雪が降りましたが、心配したほど積もらず、晴天の朝を迎えました。 そこで、なにか春の予感を感じられるものを…と。思い出したのが、この帯。「いろは」の文字の間に、小さいです…