着付け、はじめました!

着物のお洒落を応援します。

着物コーディネート〜2月に春一番が。

暖冬。なんですね〜。

きょうの最高気温は17℃、夕方に雨が降る予報。

昼間は二月と思えない暖かさで、春一番が吹き荒れました。

こんな日は、私の場合、雨コートの出番です。

正絹の雨コートなら、晴れている時でも塵よけコートとして着られるし、裾までカバーされるので風除けにもなります。そして防寒対策は、もうアームウォーマーのみで充分でした。

着物は袷の小紋、帯は八寸名古屋帯。

長襦袢は一足早く単衣にして体温調整しました。

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着物の八掛(裏地)がグリーン系なので、帯締めに明るめのグリーンを取り入れて、春を意識してみました。

そして、きょうは風が強く雨が降るかも?だったので、着付けの際には着丈を短めにして裾が汚れないように配慮しました。どんな時でも、着物で気持ち良く&楽に過ごせるように。自分が着る時に、TPOに応じた微調整をあれこれ試しています。

 

フラワーアレンジ・基本形ホガース

2020年初のフラワーアレンジメントは基本形の復習でした。

11種ある基本形のなかから、今回はS字シェイプのホガースに挑戦!

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ホガース?って、どこがS字?というと。

18世紀のイギリス人画家ウィリアム・ホガースのサインが、ゆる〜いS字だったことから命名されたんだそうです。

生花だと長い枝ものを使ってゆるやかな曲線を表しますが、プリザーブドの場合はお花をゆるやかなS字に配置して、その先は葉もので補って曲線を表現します。

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お花の配色は、トライアッド・カラーハーモニー。

色相環で三角形位置の色を組み合わせた配色でした。

 

シェイプは基本形でしたが、花材は最近のトレンドでナチュラル志向。こうした、草原を思わせる小さな草花や実ものを使うスタイルを「ミル・フルール」と呼ぶそうです。昨秋に作ったスワッグと合わせて「ミル・フルール」コーナーにしてみました。

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ここ数年、ウェディングでもこの「ミル・フルール」を好む方が多くなってきて、カサブランカや蘭の豪華なブーケはトラディショナルなイメージになっているようです。

 

着物コーディネート〜2月・春分を過ぎて

2月はやっぱり、一年で一番寒い!と痛感した、ここ数日。

東京でも最低気温が氷点下。先週はこの冬一番の冷え込みでした。

そして、きょうの最高気温予測は12℃前後。快晴。

日差しが眩しくて、ホッ。少し暖かく感じました♪

...ということで、きょうはコートでなく、気軽な感じで羽織にしたい!と思って、コーディネートしてみました。

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暖かく感じるといっても、まだ冬なので、見た目が寒々しくならないように濃茶色の羽織にして、いつもの防寒対策=ウールのアームカバーと襟巻きファーをして出かけました。着物は袷の小紋、帯は博多の八寸名古屋帯です。

 

そうそう...この小紋は、色無地の着物を染め替えたものです。

20代の私のために母が誂えてくれたピンクの色無地。1〜2回しか袖を通していないのに、もう日の目を見ることはないだろうと、タンスに眠っていたんです。それを小紋に染め替えてもらったら、毎シーズン活躍してくれる一着に生まれ変わりました!

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こうして工夫して、長〜く愛用できるのも着物の良さですね〜。

ところが。悲しい事に...小紋への染め替えは今年が最後になるそうです。京都の染め元さんからの通達で。色無地→色無地への色を変える染め替えは続くそうですが、小紋への染め替えは手間がかかるんですかねぇ...。たしかに、選ぶのに困るほど色柄のバリエーションがあるので大変なんでしょうねぇ...。

染め替えをご検討されている方は、どうぞお早めに(^_^)

 

1月の...春の気配

きょうは寒いですね〜。雪が降るのかな〜。

でも、着々と春は近づいているようで。

先週の金曜日に、ご近所で「梅」が咲いているのを見つけました。

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ここの梅は、毎年、ご近所で一番早く開花するので、楽しみにしています。寒い日が続いても、春に向かっていると思うと、気持ちが温まります。

着物の世界で「梅」は、年が明けた1月によく着用されます。いわゆる季節の先取りということなんだな、と実感します。

あ!これは季節感を表す「梅」だけ柄の場合で、「松竹梅」などの梅は吉祥柄なので年中OKなんですけどね。

 

...と、思いつつ歩いていたら、レモンを発見!

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レモンって、もっと暖かい気候の土地で穫れるのかと思いきや、

冬が旬の果物なんですね (^_^;)

 

そこから数歩...、またもや柑橘系を発見!!

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伊予柑くらいの大きさ。伊予柑かなぁ?収穫しないのかなぁ...。

 

と、冬は冬で楽しめる景色もありますね。

春を待ちつつ (^_^)

 

着物コーディネート〜1月・寒さ対策-2

きょうは着物のコートについての豆知識。

着物の上に羽織るものといえば「羽織」か「コート」ですが、いつ・どんな時に着るのか....お仕立ては袷?単衣?何着も必要なの?と、ふつふつと疑問が出てきます。

 

そこで、参考までに私の場合をご紹介します。

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まずは、自分がどんな時に着るかを具体的にイメージして、それに合う素材やお仕立てを決めていきます。

 

①私がコートを着るのは12月〜3月初め頃の寒さが厳しい時か、フォーマルな装いの時。したがって、お仕立ては袷で、素材はちりめん、礼装にも普段にも使える無地っぽいものにしました。丈はひざ下です。

 

②雨コートは年中着るかもしれないので、お仕立ては単衣、素材は薄手でサラッとした紬、色柄は薄いブルーの格子柄。丈はかかとまでの対丈です。これも正絹の紬にしたので、塵(ちり)よけとして晴れた日に着ることもできます。

 

①のタイプのコートは道中着とも呼ばれ、帯を守るための塵よけとして、年中着用される方もいます。その場合は、春秋用には単衣仕立て、夏用には薄物の単衣仕立て...というように何着かご用意されるようです。

私の場合、冬場以外の普段は羽織か帯付き(何も羽織らない)で出歩くので、コートは今のところ①と②だけです。逆に言うと...冬場には羽織を殆ど着ないので、羽織は単衣で仕立てています。

こんな風に頭を整理しつつ、少しずつ揃えていくのも楽しいです。

 

私の①コートって、無地っぽいの?

写真では柄が浮いて見えますが、これは描かれた柄ではなく織りで表現された地紋なので、無地扱いでも良いそうです。

墨染という技法で、まず裏から墨色を染めた後、表の地紋に沿ってさらに染める。そうすると1色でも色に深みが出て、立体感が出てくるのだそうで、琉球の染人・山岡古都という人が生み出した染色技術だそうです。

ということで、一応、礼装にもお洒落にも使える無地コートの仲間です(^ ^)

★でも、この墨染めは、着物で着る時には小紋の仲間になるようで、お洒落着に分類されるようです。礼装の着物にはならないんですね。ちょっと複雑...。